Les vins contés(レ ヴァン コンテ) 

            


Les vins contés(レ ヴァン コンテ) 
 
生産者 オリヴNィエ •ルマソン
 

 オリヴィエ •ルマソンに会ったのは、名古屋で行われたヴィーニジャポン2012年でし
た。その打ち上げに参加させて頂いた時に、知人がオリビエに
こんな質問をしていました、
『オリビエのワインは人気があるからもう少し高くしても良いんじゃない?』
オリビエは笑いながら
『Non !それをやったらみんな沢山飲めないじゃないか!!ハハハー』
と答えていたのをとても印象深く覚えています。作品制作をしつつ、ワインに興味持ちはじめた自分にとって、とても新鮮な答えでした。

 というのも当時、自分の中で美術(物作り)で生きていくには、ギャラリーとコネクションを作って、高価に売買されるようにって美術館で取り扱われて(すごく大変)、、、みたいなイメージが強くなりつつなっいていたんですが、オリビエのこの言葉で、『何かやっぱり物ずくりってそれだけじゃないよなー』と改めて考えさせられ、オリビエに会って以来ワインの味のどうのこうのよりも、生産者に興味を持つようになりました。
 
 ここへ来てオリビエにもう一度同じ事を聞いてみました、
「それは変わらないし、とても大切だよ。必要以上のお金はいらないし、その方が若い人も飲む事ができるだろ?」
ありがとうオリビエ!お陰で自分みたいなワインと遠かった若造もワインに興味を持ち、フランスへ来てオリビエの新しいカーブの扉に彫れたよ!

 ここへ来て改めて思ったのは、ヴァンナチュール(自然派ワイン)造りは自然を相手に、本当に手間がかかり、リスクが大きく、芯がある人にしか出来ない仕事だという事です。ワイン造りだけではなく、ビジネスにも芯を持ってやっているオリビエの精神を自分の人生の中でも大切にしていきたいです。